放物線と面積 2解説
2. 放物線m 上に点A(6,9)がある。点A からy 軸、x 軸にそれぞれ 垂線を引き、交点をB,C とする。放物線m 上のx < 0 の部分に点P をとり、面積比が△ABP:△ACP=1:2 となるようにする。 このときの点P の座標をすべて求めよ。
点A(6,9)が放物線mのグラフ上にあるのでy=ax2にx=6,y=9を代入すると
9=36a
a=14
よってmの式はy=14x2
Pのx座標をxとすると
P(x,14x2)
点Pの位置は2通り考えられる。
1つ目はA,Bのy座標y=9よりPのy座標が小さいとき
△APCの底辺をACとするとAC=9
PからACに引いた垂線が高さなので高さ=6-x
よって△APCの面積=9×(6-x)÷2=92(6-x)
△ABPの底辺をABとするとAC=6
PからABの延長上に引いた垂線の長さが高さなので高さ=9-14x2
よって△ABPの面積=6×(9-14x2)÷2=3(9-14x2)
面積比が△ABP:△ACP=1:2なので
92(6-x)=3(9-14x2)×2これを解くと
27-92x=54-32x2
32x2-92x-27=0
3x2-9x-54=0
x2-3x-18=0
(x+3)(x-6)=0
x=-3,6
x<0よりx=-3
よってP(-3,94)
2つ目はA,Bのy座標y=9よりPのy座標が大きいとき
△APCの底辺をACとするとAC=9
PからCAの延長上に引いた垂線の長さが高さなので高さ=6-x
よって△APCの面積=9×(6-x)÷2=92(6-x)
△ABPの底辺をABとするとAC=6
PからABの延長上に引いた垂線の長さが高さなので高さ=14x2-9
よって△ABPの面積=6×(9-14x2)÷2=3(14x2-9)
面積比が△ABP:△ACP=1:2なので
92(6-x)=3(14x2-9)×2これを解くと
27-92x=32x2-54
32x2+92x-81=0
3x2+9x-162=0
x2+3x-54=0
(x-6)(x+9)=0
x=6,-9
x<0よりx=-9
よってP(-9,814)