復習・まとめノート
ノートは授業用と復習用に分けよう
学校や塾の授業で黒板をうつしたり、問題をやるノートと、家で復習をするノートは分けて作ります。授業用のノートでは先生が黒板に書いたことはもちろん、口頭で説明したこともできるだけメモります。
家に帰ってから授業用のノートをもとにしてその日のうちに復習・まとめノートを作ります。今日の授業を思い出し、先生の言ったことを頭に浮かべて、何が重要なのか、この問題を解くときに何に気をつけるべきなのかをまとめていきます。
このまとめノートを作るときに注意することは
・後でで見返すことを考えて丁寧に書く。
・後から書き込みできるように行間を広くとる。
・メリハリをつけ、重要なポイントがわかるようにする。
・あまり細かくなり過ぎないように!!
目安として、1教科30分程度でまとめるようにしてみましょう。すると、あまり負担にもならず毎日続けることができます。
☆学習習慣がない人☆
今まで学習習慣のなかった人がスペシャルノートに仕上げてやろうと張り切りすぎてしまうと後が続かなくなっちゃいます。授業の中で何がポイントなのかを見つけることも大事な能力なのでそれを鍛える意味でも最初はポイントだけを抜き出して箇条書きにするような形ではじめてみましょう。
復習・まとめノートの効用
繰り返し効果・・・人間の脳は何度も繰り返すことで記憶が深くなって忘れにくくなります。また、眠ったときにその日の記憶の中で大切なものと、そうでないものを分けて不必要な記憶は忘れようとします。よって、その日のうちに授業を思い出してまとめることで、この記憶は大切なものだと認識させ、繰り返すことで忘れにくくするのです。
読解力・・・読解力をつけるのに有効な勉強に説明文の要点をまとめる。というのがあります。5教科とくに理科や社会の授業はまさにこの「説明文」ですから、大事なポイントをまとめるというのは読解力をつけるために最適な練習です。
参考書・・・復習・まとめノートは後から見返すためのものです。定期テストや実力テスト、さらには受験勉強。人それぞれ難しいと感じるところ、わからないところは違いますからあなたが自分で作ったノートはまさにあなたにぴったりの参考書ということになります。
受験用「間違い問題ノート」
3年生に作ってほしいのが「間違い問題ノート」です。各教科で問題集などをやったときに間違ってしまった問題をこのノートに書き込みます。間違った問題は直ぐに先生に質問などしてわかるようにしておくのは当然ですが、あとになってもう一度やってみることも必要です。先生の解説を聞いたり、解答を見たりしてそのときはわかったつもりでも後になってやってみるとできない問題が多いことにびっくりすると思います。練習問題はたくさんやれば良いというわけではありません。間違えたところを次に生かすことが大切です。極端に言えば練習問題は間違えるためにやると思ってください。間違った問題を何度も繰り返し解くことで弱点を克服することができます。ぜったいおススメです。