通信教育・通信講座・通信添削について

通信講座に向いているのは?

自分ひとりで勉強するのが好き これがもっとも重要な第一の条件です。 自分ひとりでコツコツやる学習習慣ができていなければ通信講座を続けていくのは困難です。
第一の条件にあてはまったうえで
・学校の授業だけでは物足りない。 ・学校の授業だけで受験は不安。 ・市販の問題集では問題量が不足。 ・予習復習に適した教材がほしい。 ・一人で勉強しているけれど勉強の要領がつかめず成績につながらない。 ・記述、作文など自分で採点が難しい問題を添削で鍛えたい
このように自分でやる勉強にプラスアルファしてくれるのが通信講座です。
だれかに言われないと勉強できない、家で自分から机に向かうことがめったにない、という生徒は通信講座ではなく塾や家庭教師を探しましょう。優れた教材があるからといって学習習慣がつくものではありません。続けることではじめてその教材が生きてきます。もちろん、通信講座をきっかけとしてこれから学習習慣をつけていこうという人もいると思いますがその場合、相応の決意をもって取り組んでください。  

通信講座の教材レビュー

通信講座は継続できるかどうかがすべてです。簡単すぎれば飽きてしまうし難しすぎればやる気を失います。自分のレベルに合っているかを必ず確かめてください。ホームページから無料資料請求をすれば教材の見本をもらえるし見本のダウンロードもできます。


Z会無料資料請求:【通信教育のZ会】


進研ゼミ無料資料請求:進研ゼミ中学講座 icon


全家研:ポピー資料請求


私も実際にこれら3つの教材の見本を無料で取り寄せてみました。以下に教材の感想を書いたので参考にしてください。  


通信教育のZ会レビュー


学習時間:

レギュラー1教科1日約20分
3教科で約1時間は少し量が多いかもしれません。
ただし、添削問題を減らしたコース(ライト)もあり。


問題:

思ったほど難問という印象はなく、良問だと感じました。
難しすぎるということはありませんが生徒が一人で解いていくことを考えると、やはりある程度の実力がないと継続はできないのかもしれません。


レベル:

スタンダード、ハイレベル、トップレベルの3つがありますが
スタンダードでも常に学校の平均点くらい取れる実力が必要ではないでしょうか。


要点:

ZStudyという教材に要点を簡潔にまとめてあります。力のある生徒には十分ですが、基礎のできていない生徒が新しい単元をこれだけで理解するのはむずかしいでしょう。


添削:

月1回提出、1単元につき1枚(レギュラーは裏表、ライトは表のみ)、1か月で2単元
ていねいで詳しい添削です。答案作成の力をつけるには非常に有効と感じました。


サポート:

電話、インターネット、FAX


その他:

他の通信講座のように付録が山ほどついたり、解説や要点に漫画が出てこないのは好印象。


総論:

Z会の問題は良問ということに定評があり、実際問題を見てもそれは感じました。また添削も丁寧で詳しく答案作成の実力アップに有効です。
今は公立中学の授業レベルが落ちてきていることもあるので学校の授業プラスαとして実力を伸ばすために使うことができます。
レベルとしては少なくとも普段学校のテストで平均点以上取っていないと難しいでしょう。
教材として優れていますから家庭教師の教材として併用もできます。
学校の授業があまり理解できていない生徒や学習習慣が無く、通信講座をきっかけにして勉強を始めようという生徒には向いていないように感じます。


進研ゼミ レビュー


学習時間:

1回15分、1日で2回分。


レベル
問題:

レベルはスタンダードとハイレベルがあります。
スタンダードはずいぶん易しい問題になっているので学校の授業を理解できる生徒はハイレベルでいいのではないでしょうか。目標の時間も15分となっていますが初めての単元の予習に使うのにはそのくらい時間がかかりますが復習に使うのであればもっと短い時間で終わるでしょう。
中3の受験対策になると考える良問も出てきますが1,2年生の教材は負担を少なくして継続することに主眼を置いている感じです。


要点:

予習にも使えるくらい丁寧にまとめられています。マンガが出てくるのはいかがなものかと思いますが・・・。


添削:

月1回提出。FAXで提出し、インターネットで受け取ると提出後約4日で返却される。これだけ早いと復習もしやすい。


サポート:

インターネット(eサポート)


その他:

情報誌や各都道府県の高校入試情報、総復習教材、要点まとめシートなどの付録が多いことが特徴。付録が好きという生徒も結構いるので一概に悪いとは言えません。でもマンガがどこにでも出てくるのはどうかと思います。


総論:

1,2年生の教材については問題も平易にできているし、要点をまとめた解説も丁寧になっているので、難しくていやになってしまうことは無いと思います。反対にトップレベルの生徒にとっては物足りないかもしれません。分量も少なめなので時間的に余裕のない生徒や、今まであまり学習習慣が無く通信講座をきっかけにして勉強を始めようという生徒には良いでしょう。分量が少ないので1週間分を一度にやるとか、試験前にまとめてやることも可能ですが、そうすると通信講座の意味が半減してしまうのであくまで毎日やることを基本に考えましょう。


全家研ポピー レビュー


学習時間:

1日30分程度


レベル
問題:

レベル分けは無し。
すべて教科書準拠問題。各単元の問題と実力問題があり各単元の問題は平易にできています。実力問題はある程度の難易度があり良い問題です。


要点:

教科書ガイド的なまとめが問題集(フレスタ)にあります。マンガが多用されているのはどうしてもマイナスポイントにしか思えないのですが・・・


添削:

なし


サポート:

インターネット学習相談など


その他:

情報誌や中間期末対策などの付録が豊富


総論:

問題は平易な問題からある程度難しい問題までレベルが広くよいと思います。要点のまとめは教科書をなぞっているだけのようで少し残念です。添削がないことを考えるともう少し安くてもいいと思います。

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